心の成長には乳幼児期の豊かな体験が重要

ここ10年間でのショッキングな少年少女の犯罪は世の中を震撼させています。事件を起こしてしまう少年、少女は幼少期に親の愛を受けていなかったケースが多いと言われているのです。つまり幼児期の育て方次第で、問題行動を起こすかどうかが決まってしまうのです。最近の研究では心をつかさどっている脳の発達度合は、体験の積み重ねと密接な関係があると言われています。つまり幼児期は脳が急速に発達する時期ですので、その時期に様々な体験をさせてあげることで、その後の能力獲得に大きな影響を及ぼすと言われているのです。また乳幼児期の体験はほとんど全て、親子や家族とのふれあいを通して生まれるものになります。つまり親子の触れ合いは将来への基盤づくりとも言われているのです。親から子へ与えられる無償の愛情が身体能力や知的能力などの基盤を作ると言われています。幼児教室では最も重要であると言われている乳幼児期の子供たちに様々な体験をさせることで脳の発達を促し、日常的な育児では経験できないことも体験できる幼児教育を行ってくれるでしょう。

親切を示す子どもは、親切を示されやすい

わが子には親切な気持ちを持った子どもになってほしい、きっと親であれば誰もがそう願うはずです。子どもはどのようにして親切をすることを学び、また親切な行動をするようになるのでしょうか。大阪大学のある研究グループが人において親切が広く交換されるための仕組みが5-6歳の幼児の日常生活の中で見られることを観察した、という興味深い報告がありました。その観察によると、幼児は、ある幼児が他の幼児に親切にしているのを目にすると、その親切を示した幼児に対して選択的に親切を示す、ということなのです。つまり他人の行う親切な行為を子どもは幼い頃から、評価できているということが分かります。また、親切を他人に示すことの出来る子どもは、他人からも親切を示されやすい、ということも分かります。ですから、その逆もあるということも言えます。つまり親切を示さない子どもは他人からも親切を示されにくく、孤立しやすいということです。そう考えるとまずは家庭内で親切心を学ばせることの大切さが分かりますね。

ゆっくりと口元を見せながら話しかける

赤ちゃんは大人を本当に良く見ています。生後4ヶ月ともなれば、赤ちゃんは自分に話しかけるお母さんの口元、つまり口の形と発せられた言葉の音との関係までも観察しているようです。ですから、話しかけてあげることが赤ちゃんが言葉を覚えるうえで非常に重要であることがわかりますね。乳幼児期の赤ちゃんと話すときには、ゆっくりとそしてはっきりと話しかけてあげるようにしましょう。つまり口元の動きが分かるような仕方ではっきりと話しかけてあげるのです。また発している言葉が表しているものを指差してあげるのも良いと言われています。そうすることで赤ちゃんはお母さんが指差しているものの名前であるということをやがて認識するようになるからです。自分を指差してお母さん、とゆっくり言ってみるのも良いでしょう。その際、いつまでも単語だけを話すのではなく、「私が~ちゃんのお母さんだよ」というような仕方で少しずつ文として話しかけてあげるようにもしましょう。そうするなら脳が刺激され赤ちゃんの脳は文として意味を理解しようと働くからです。

就寝時間を守らせるというしつけ

幼児期の子どもを育てる上でしつけは非常に大切です。しつけは幼児教育の大切な一部です。学力を伸ばすことばかりに注意が向いてしまうと、最も大切な人間としての力を身につけられずに育ってしまいかねません。しつけといっても生活の中で教えるべきことはたくさんあります。何から始めたらよいでしょうか。そのひとつに子どもの就寝時間を決める、という点があります。何故これは大切なのでしょうか。まず親、つまり夫婦の関係という観点から言うと、子育てというのは夫婦それぞれが参加すべき一大事業です。ですから夫婦がよく意思を通わせ合い、協力し合わなければ疲れ切ってしまいます。子どもが生まれるとなかなか夫婦水入らずの時間が取れなくなる傾向にありますが、これは実は非常に大切です。そのためにも子どもが寝た後の時間は重要なのです。さらに子どもは就寝時間を決められることにより、自分は家の決まりごとに従って生活すべきで決まりを好きに変えられるわけではないことを学びます。これはしつけにおいて大切なポイントとなります。

自分の身を守れる子どもに育てよう

幼児期に親がすべきでないことの一つは、危険を回避することに熱心になりすぎて、自分の身を守れない子どもにしてしまうことです。もちろん親は子どもに怪我をさせたくありませんし、危険な目に遭わせないように十分に注意しなければなりません。しかし、子どもが何が危険なのかを知ることができないほどに、守りすぎてしまうと、子どもは将来自分で身を守ることができなくなってしまう可能性があります。大切なことは子どもがどんな危険があるかを見て自分で安全な方法を選ぶことができるように助けることではないでしょうか。たとえば、幼児は好奇心が旺盛ですから親が台所で料理をしていると、自分もやりたいと言うかもしれません。「危ないからダメ!」これだけでは子どもは何も学ぶことができないということです。それよりも包丁を使っているところを見せてあげて、こんなに固いものを切れるということは、気をつけないとどうなる?といった仕方で危険を教えてあげるのです。そして安全のうちに一度切らせてあげることもできるでしょう。自分の身を守れる子どもに育てましょう。

どうしてわらべ歌が受け継がれてきたのか

今、乳幼児期のお子さんを持たれている方の多くはご自身が子どもの頃に、わらべ歌を教えてもらうことありましたか?たとえば「はないちもんめ」とか「おべんとうばこのうた」、「あんたがたどこさ」といった歌です。きっと何となく頭の中でフレーズが浮かんでくるはずです。幼児期に歌や音楽を聴くことは教育的な観点からもとても良いと言われていますが、わらべ歌は特に幼児期の教育という意味でも素晴らしいようです。それはまずリズムが簡単で覚えやすいということ、また日本語の面白さや美しさが現れているために子どもがきちんとした日本語を覚えやすいということ、それゆえ言葉に興味を持ちやすいという点をあげることができます。子どもはみんな、お母さんがこうしたわらべ歌を歌ってくれることをとても喜びます。心地よいリズムとメロディーをお母さんの声で聴くことは子どもにとっては心から安心できる時間となります。昔の日本のお母さんたちが受け継いできたわらべ歌ですが、実は幼児期の教育にとても効果があったんですね。

子どもが心から笑える環境を作ろう

皆さんのお子さんは大きな声で笑いますか?笑う門には福来るということわざがありますが、本当に楽しそうに笑っている子どもを見ると、周りにいるみんなが幸せな気持ちになるものです。しかし、最近笑うことのできない子どもが増えていると言われています。ほかのみんなが笑っているのになかなか笑えなかったり、無表情だったり。どうしてある子どもたちは笑うことができないのでしょうか。自然な笑顔や笑うことというのは、本当に安心しているときにしか出てこないものです。もし家庭の中がいつも緊張状態であったり、夫婦の間にいつもいさかいや口論が絶えなければ、子どもも当然緊張状態にあります。そのような子どもが心から安心して笑うことはできません。感情を押し殺して無表情になったり、あるいは親と同じようにすぐにキレてしまう子どもになってしまうのです。ですから子どもの前では、なるべく言い争ったりしないようにしましょう。もしそうなりそうなときは2人だけになりましょう。心から笑うことのできる子どもは心も体も健康に育つのです。

親の模範によって我慢することを教える

幼児期の子どもに待つこと、我慢することを教えることはどれほど大切でしょうか。幼児期はみんなこんなものなのだろうか、もう少し大きくなれば自分で我慢することを覚えるのだろうか、と思われるかもしれません。実際、今の世の中は我慢することよりも、自分らしく生きることや、自分のしたいことをすることの大切さを強調します。しかし、ある研究によれば、4歳のときに正しく我慢することを学んだ子どもは、我慢することを学ばなかった子どもよりも、高校を卒業する時点で、感情、交友、学業の面で優れていました。我慢できない子どもは衝動的に行動する大人へと成長してしまうかもしれません。どうすれば正しく我慢できるよう幼児期の子どもを教育できるでしょうか。最も大切なのは親の良い手本です。たとえば、親が子どもと一緒にいるときに交通渋滞にいらいらしたり、列に割り込んだり、人の話をきちんと聞かずに割り込んだりするなら、子どもは我慢しないことを学んでしまうでしょう。

お母さんが自分の目で確かめて選ぶもの

母親には誰でも本能的にわが子に良い教育を施してあげたい、良い将来の基礎を据えてあげたいという願いがあります。だからこそ、「お受験」なんて言葉が出回るわけです。やり方はどうあれ、このお受験も簡単に言えば、お母さんが子どもの将来のために幼いうちからさせている幼児教育のひとつですよね。ただ、良い幼稚園や小学校に合格することが幼児教育の目標になってしまうと、子どもは大変です。それで、母親の立場の方は子どもに良い幼児教育を施してあげたいと思うのであれば、まず自身が本当に納得のゆく教育の理念と方法を探すことが大切です。自分の目で確かめることで自信を持ってその幼児期の我が子を育てることにつながるからです。つまり、良い幼児教育の前には母親自身がよく学ぶ人であることが必要である、ということなのです。そうすることで幼児教育の道のりで壁や問題にぶつかったとしても、お母さん自身があきらめることなくその教育法を続けられるでしょう。

親に愛されていると子どもは心から感じられているか

前向きで積極的な見方、楽観的な考え方、こうした見方や考え方ができることって人生を楽しく生きるうえでとても大切ですよね。実はこうした基本的な見方や考え方は幼児期の教育でほぼ決まるといっても過言ではありません。この時期に前向きな見方を身に着けた子どもは、基本的に生涯にわたって明るく積極的な態度を持つことができるようです。では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。答えはシンプルです。子どもが自分は親に愛されている、と心から感じさせてあげることです。積極的な見方の基礎となるのは自己肯定感です。自分に自信がなく不安を抱いている人間が積極的な見方をすることはできません。そして子どもが自分を正しく肯定するために最も必要不可欠なものがこの親から愛され、大切にされているという感覚なのです。ここで注意したいのは子どもがそう感じられているかどうかです。親が一方通行で愛情を示していても伝わらなければ意味がないのです。