待つ力、辛抱する力は集中力につながる

待つことや辛抱することは物事に集中するときに必要な態度です。必要な力といっても良いかもしれません。たとえば、少し空腹感を感じていても、空腹感を辛抱できる人は仕事に集中することができますし、逆に辛抱できない人は集中力が散漫になってしまうでしょう。こうした待つことや辛抱することは幼児期に訓練することがとても大切です。幼児期に待つことや辛抱を全く学ばなかった子どもたちは当然、就学後も集中して学ぶことが難しくなります。では、幼児期にどうすれば待つ態度や辛抱する力を身につけさせたら良いのでしょうか。たとえば、食事をするときにテーブルの上にすべて食事を整えてから、椅子に座らせるよりも、最初に座らせておいて、テーブルの上に食事を出して整えていき、その間の数分間待たせる、というのは良い方法のひとつです。こうすることで、子どもは自分が食べたいときに食べる、のではなく、食べたくても待たなければいけないこともある、ということを学べるからです。

幼児教育は親も積極的に行わなければならない

幼児教育はただ単に幼児教室に子供を入れたらOKということではありません。両親の積極的な参加が必要であり、自宅でも母親が中心となって幼児教育を行うべきなのです。幼児教室によっては母親向けの勉強会などを実施しているところも多く見られます。母親の勉強会などでは今まで知らなかった話や為になる話を、幼児教育のスペシャリストとも言える専門家が話してくれるのですから、たくさんの情報を吸収することができるでしょう。また育児に悩んでいる親御さんにとっても、第三者に相談できるいいチャンスになるのでぜひこのような勉強会や説明会がある場合には積極的に参加することをおすすめします。幼児教室に子供をいれてみると、普段家では甘えん坊でママにべったりという子でも意欲的に自ら進んで行動することができるようになったりするなど驚くほど成長している姿を見ることができるでしょう。またじっと座っておくことができない子においても、幼児教室にかよったことできちんと椅子に座って話を聞く習慣が身についたという声もよく聞かれます。自宅での幼児教育には何か教材を使用した方がよいでしょう。日本学校図書の家庭保育園であれば、母親が先生となって子供と楽しく勉強することができるので親も子も無理なく、子供のやる気をアップさせることができるでしょう。

日本学校図書→http://islamicissues.net/

褒めることと叱ることはバランスよく

幼児教育では子どもを褒めてあげることと、必要なときには叱ることのバランスをとることが非常に重要です。近年、子どもに自尊心を持たせなければならない、という考えが広く浸透するようになり、中にはそうした考えに過度に影響を受けるケースも増えています。たとえば、褒め言葉によって子どもが伸びるのであれば、できるだけ多くの褒め言葉を伝えてあげるほうが良い、反対に叱ることは子どものやる気を失わせ、自尊心を失わせるという考えがあります。しかし、注意しないと、ただ子どもに自信を持たせるためだけに褒めることになりかねません。褒めるに値することをしたときにはそれが小さなことであっても褒めてあげるのは適切なことです。しかし、自信を与えるという目的のみで褒めるなら、子どもはやがて自分に関して間違った見方をするようになるかもしれません。つまり本来できていないのに自信過剰になってしまうというケースです。ですから必要なときには叱り、褒めるに値するときに褒めるというバランスが大切なのです。

教室に通わせていたとしても

皆さんは現在、お子さんを幼児教室に通わせておられますか。では、ご家庭ではどのような幼児教育に取り組んでおられるでしょうか。中には子どもを幼児教室に通わせているので、ということで安心して家庭内ではあまり取り組むことをしない、という方もおられるようです。しかし、教室に通わせていたとしても、家庭内で行うことは非常に大切です。それは、お分かりのようにどんなに教室に通ったとしても、やはり家にいる時間に比べれば短時間だからです。せっかく幼児教室に通わせているのですから、家でもプラスして行うことで効果は何倍にもなります。また、幼児教室の先生たちはやはりプロですので、教室で学んでいることをさらに効果をあげるために家で行えることを喜んで教えてくれるでしょう。そのように教室に通わせているとしても、家庭内で子どもを教えることを意識して行うなら、幼児教育の効果は非常に高くなるでしょう。日頃から子どもが教室で学んでいることに関心を持っておくことも大切ですね。

表情豊かに聴いてあげる

子どもの才能を伸ばすために行うのが幼児教育です。幼児期に行う教育は子どもの才能を伸ばす上でもっとも効果的であると言われています。ノーベル経済学賞を受賞した有名なヘックマン教授は「3,4歳のときに適切な教育を受けなかった子どもは教育投資の効果が小さくなる」と述べています。その時期に適切な教育を受けていないと、その後に学習意欲を高めることは難しくなるようです。では、その時期に受けるべき適切な教育とはどのような教育なのでしょうか。とりわけ家庭内で行える教育はコミュニケーション力と考える力を高めることです。この力の土台となるのは家庭内での会話です。ですから、子どもとともに過ごす時間、なるべく子どもに話しかけてそして子どもの話を聴くようにしましょう。その際、表情を豊かに子どもの目をよく見て聴いてあげるようにして下さい。子どもはまだ言葉が分かっていなくても、親の表情で自分との間でコミュニケーションが取られていることを理解します。こうした経験がコミュニケーション力につながるのです。

幼児教育に携わる動機付けを得る

幼児教育とは幼児が生活するすべての場で行われるしつけや教育を表す言葉です。何か天才児を育てるために行う特別な英才教育のことを言っているわけではありません。文部科学省も幼児教育について、幼児期の生活や遊びといった体験を通して情緒的、知的な発達、社会性を育むこと、そして人間として、社会の一員としてよりよく生きるための基礎を据える機会である、というような説明をしています。ですから幼児教育とは親が子どもに行う人間教育である、ということです。結局のところどれほど学力的に優れていても、社会性がなく社会の一員としてよりよく生きることができなければ、その能力は十分に発揮されることなく終わってしまう可能性が高いからです。ですから、親は子どもが人間として幸福に生きるための基礎を作っている、という思いをもって幼児教育に携わることが重要です。こうした親の自覚は親が積極的に幼児教育に関わる上で大切な動機付けとなるでしょう。

家庭で行うことのメリットとは

子どもはお母さんの気持ちに非常に敏感です。そして、とりわけ人と比較されることに敏感に反応するものです。皆さんも子どもの頃にほかの子と比較するような、あるいは兄弟と比べられるような言われ方をして嫌な思いをされたことがあるのではないでしょうか。こうした経験がないとすれば、それは素晴らしいことです。いずれにせよ親になった皆さんはわが子に対してはそうしたくないと思っておられるはずです。幼児教育にはさまざまな方法がありますが、家庭で行う幼児教育のメリットのひとつは比較使用にも比較対象となる存在が周りにいないため、わが子そのものの日々の成長に目を向けて喜べる、というメリットがあります。ほかの子どもと共に教育を受ける方法ももちろんありますが、ともすると親はほかの子どもとの違いに目がいってしまい、比べるつもりはなくても心の中で比較してしまうかもしれません。そして、子どもはそれを敏感に感じるものなのです。家庭で行う幼児教育にはこんなメリットもある、ということを知っておくと良いでしょう。

スキャモン曲線から分かること

「スキャモンの発達・発育曲線」という曲線のことをお聞きになったことがおありでしょうか。これはアメリカの医学者、また人類学者のスキャモン博士が発表した人間の成長を曲線で表した表のことです。人間の体というのは幼児期からそれぞれの器官ごとに別々の成長、発達を遂げていきます。たとえば神経系統、つまり脳やせき髄などのことですが、神経系統はその曲線を見ると4、5歳ごろまでに80%以上成長していることが分かります。つまり、その期間に脳の中の神経経路に刺激を与え、たくさんのシナプスを作るなら、それだけ脳は活発に働くようになるということです。また神経という言葉から分かるように運動神経もこの時期にかなりの程度養われます。ですから、就学後にスポーツを楽しめるかどうか、スポーツを得意とできるかどうかは幼児期に十分に体を動かす遊びをしたかどうかに依存している、ということなのです。わが子には学校で勉強もスポーツも楽しんでもらいたいですよね。

幼児教育という子どもへの贈り物

幼児教育は親がわが子に贈ることのできる最高の贈り物と言う事ができます。幼児教育とは行き着くところは、その子が将来幸福に暮らすための下地、基礎を据えてあげることです。新しいことに取り組む積極的な心、他の人を思いやり人と仲良くすることのできる優しさ、難しいことに粘り強くあきらめずに挑む態度、こうした人としての力は幼児期にどのような教育を受けるかに大きく左右されます。ですから今、自分にこうした態度や心、性格がある程度身についている方は、もちろん自身の努力もあると思いますが、親がそうした「人としての基礎」を幼児期に据えてくれたことを感謝できるでしょう。そして、今現在子どもを育てている方は、こうした幼児教育が決して簡単ではないものの、最愛の子どもに送ることのできる最高のプレゼントになるということをいつも思い出すようにしましょう。そうするなら、くじけそうなときもあきらめずに幼児教育に取り組むことができるはずです。この贈り物は親だけが贈ることができるものなのです。

幼児教育で何を目指すのか

小さいお子さんを持たれるお母さんたちであれば、誰しも幼児教育について興味をもたれることがあるでしょう。またママ友の間でも「こんな教室に通わせている」とか「こんな教育を行っている」といった情報交換がよく行われていることと思います。こうした情報の交換をしていると、実際のところどんな幼児教育を行うのが一番良いのか迷ってしまうことがありますよね。人それぞれ幼児教育に対する考え方はいろいろありますが、やはり基本は、学ぶことが好きになること、人を思いやる優しい心を持つこと、こうしたことではないでしょうか。ですから、幼児期に天才児にならせようとしたり、同年代の子どもたちよりも先を行く勉強ができるようになる、といったことは幼児教育の本来の目的ではないのです。学ぶことが好きになった子どもは、就学後に自分で勉強を進んで行うようになります、優しい心を持った子どもは、たくさんの良い友達とともに楽しく幸福な子ども時代を送ることができます。これこそが幼児教育が目指す点ではないでしょうか。